「何年経とうが変わりはない」宮城・岩手で一斉捜索[2023/03/10 12:21]
東日本大震災から11日で12年です。宮城や岩手の沿岸部では、10日朝から行方不明者の一斉捜索が行われています。
宮城県南三陸町の海岸では、朝から警察官10人がおよそ200メートルの範囲を捜索しています。
この海岸は、復旧工事の影響で、震災後、およそ10年以上捜索されていませんでした。
南三陸警察署・丹野勉地域課長:「行方不明者を待つ家族の気持ちは何年経とうが変わりはない。何かしら家族の元にお返しできるように頑張っていきたい」
また、岩手県釜石市では警察や海上保安部などおよそ70人が出動し、潜水士による海中の捜索も行われました。
警察庁によりますと、行方不明者の数は、宮城や岩手、福島など6つの県で合わせて2523人に上っています。