地下鉄サリン事件から28年 「アレフ」の活動を制限する初の再発防止処分の効力発生[2023/03/20 14:29]

 地下鉄サリン事件から28年となった20日、オウム真理教の後継団体「アレフ」に対し、初めて決定された再発防止処分の効力が発生しました。アレフの活動が制限されることになります。

 公安調査庁は1月、アレフが国に義務付けられている資産状況などの報告を怠ったとして、活動の一時停止に向けた再発防止処分を公安審査委員会に請求していました。

 これを受けて公安審査委員会は先週、初めてとなる再発防止処分を出すことを決定しました。

 この決定について、オウム真理教による地下鉄サリン事件から28年となった20日、官報での公示が行われ効力が発生しました。

 アレフは全国13施設で6カ月間、道場や事務所の使用、金品の贈与などが禁止されます。

 公安調査庁は「今もなお事件による苦しみが続いている地下鉄サリン事件などの被害者・遺族を始め、国民の皆様の不安感の解消・軽減に努めて参ります」とのコメントを発表しています。

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