「南海トラフ地震」新防災対策の検討チーム設置[2023/03/24 22:15]

 「南海トラフ」沿いで想定される巨大地震を巡り、政府は2月に着手した防災対策の見直しのため、専門家らによる検討チームを設置しました。

 南海トラフ地震を巡っては、2014年に策定された「防災対策推進基本計画」で「想定される死者数を最大33万人から8割減らす」などとして、政府や自治体は防災対策を進めてきました。

 達成目標の区切りとされた10年が経つのを前に政府は今年2月、次の計画の策定に着手しました。

 計画策定に向けては今月24日、政府の中央防災会議の下部組織として専門家らの検討チームが設置されました。

 検討チームは2024年までに、これまでの防災対策の進み具合や被害想定の見直し、新たな対策の検討を行います。

 谷防災担当大臣は「来年春ごろをめどに基本計画の見直しが行えるよう、取りまとめて参りたい」としています。

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