旧統一教会に5回目の「質問権」 28日に行使へ[2023/03/27 18:28]

 旧統一教会に対して5回目の「報告徴収・質問権」が28日、行使されます。回答期限は4月25日です。

 27日午後1時から開かれた宗教法人審議会で、文科省は旧統一教会に対して5回目の宗教法人法に基づいた「報告徴収・質問権」を行使するため、教団側に報告を求める内容について諮問しました。

 今回は、これまでも質問していた教団の組織運営や財産関連などに加えて、献金や霊感商法の被害者との間で成立した示談についてなどこれまでで最も多い、203の質問事項でより詳細な報告を求めます。

 審議会は、質問内容について了承し、28日にも5回目の「質問権」が行使されることになります。

 文科省は、前回4回目の質問権行使ではそれまでで最多となる、約110の項目について報告を求めましたが、旧統一教会側からの回答は封筒1通のみでした。

 教団側からの回答が不十分として追加の調査を決めたとみられます。

 文科省は今後、教団側からの回答などを精査して、旧統一教会の解散命令を裁判所に請求するか判断します。

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