江ノ島駅で野菜の栽培? 江ノ電がSDGsの取り組み[2023/04/01 12:44]

 同じ水を循環させて野菜や魚を育てる「アクアポニックス」の取り組みが「江ノ電」で始まりました。

 神奈川県藤沢市にある江ノ島電鉄「江ノ島駅」では、ホームの裏に設置されたビニールハウスで野菜を育てています。

 実は、野菜に与えられている水は、同じハウスの中にある淡水魚用の水槽にためていた水を循環させ、再利用したものです。

 魚の「ふん」はバクテリアが分解することで栄養素となり、水槽内の専用フィルターを通したうえで野菜を育てるプラントに供給されます。

 これは「アクアポニックス」と呼ばれるシステムで、開発した会社によりますと、同じ水を循環させることで水の使用量も減り、農薬も使わなくて済むなど、環境負荷を減らすことができるといいます。

 先月31日、この方法で栽培されたレタスが、初めて地元のレストランに出荷され、サラダとして提供されました。

 レストラン関係者:「これに何かを掛けるよりかはこれと主菜、お肉とかと食べたい味で味しっかりしているし、ドレッシングいらない」

 現在は、レタスと小松菜の2種類を栽培していますが、江ノ島電鉄は将来的には野菜の種類を増やし、魚の養殖にも取り組んでいきたいとしています。

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