海底の機体 引き揚げ作業始まる 沖縄・陸自ヘリ事故[2023/05/02 12:00]

 沖縄県宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、2日午前、機体の引き揚げ作業が始まりました。

 (社会部・生田目剛記者報告)
 2日は朝から強い風が吹いていましたが、今は落ち着いていて海の波も比較的穏やかな状況になっています。

 現場周辺の海域では午前8時20分ごろからサルベージ船から無人潜水探査機を海中に降ろしたり、ワイヤを巻き上げるなどヘリコプターの回収に向けた作業を行う様子を確認することができました。

 現在は、機体を包んだネットを船に引き揚げる機体の回収作業が行われているものとみられます。

 機体の主要部分に残っているとみられるフライトレコーダーを回収し、機体の中に取り残されている要救助者がいないかどうかの確認が行われます。

 その後、主要部分以外の海底に散らばった他の部分についても回収が行われる模様です。

 現場周辺では1日午後、新たに1人が引き揚げられその後死亡が確認されています。

 自衛隊は2日、海底から回収したものから事故の原因を調べるとともに、いまだ行方が分かっていない4人の捜索を続けています。

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