新型コロナ複数回感染者 平均6.3カ月で再感染と分析[2023/05/09 11:47]

 新型コロナに複数回感染した患者は、平均で6.3カ月後に再感染していたことが、名古屋工業大学の平田教授らによる診察データ分析で分かりました。

 平田晃正教授らは、およそ800万人分の医療機関の診察データから新型コロナに2回以上感染した人の割合などを調べました。

 その結果、次の感染までの期間は平均で6.3カ月だったほか、年齢が低くなるにつれて、再感染する割合が高い傾向にあることが分かりました。

 また2回以上感染した人は、第4波までは感染者の12%ほどでしたが、第6波以降ではほとんどが初めて感染する人でした。

 名古屋工業大学・平田晃正教授:「(再感染者は)第5波だとまだ12%には達しておらず、特に第6波以降だと一度、感染した方というのが再感染していません。第6波以降で感染された方というのは今後、再感染のリスクがある」

 平田教授は、「5類」になっても感染の状況を見極めて「効果的な対策をしてほしい」としています。

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