伊豆諸島の八丈島の近海で14日から震度1以上の地震が10回以上発生しています。気象庁は今後も地震が続いて、津波が発生する恐れもあるとして注意を呼び掛けています。
東京都心から南に300キロほど離れた八丈島の西側の海域では、14日の午後4時ごろから地震が相次いでいます。
震度1以上の地震は15日午前までに10回を超えていて、このうち最も大きい揺れは震度3でした。
いずれも震源の深さは10キロと浅く、地震の規模を示すマグニチュードは5前後でした。
気象庁によりますと、震源は日本列島の地下に沈み込むフィリピン海プレートの内部とみられていて、今年3月や過去にも地震が続くことがありました。
担当者は「今回は津波はなかったが、今後規模がさらに大きい地震が起これば、津波で被害が出る恐れがある」としています。
また、八丈島をはじめ伊豆諸島には火山が多くありますが、「詳しいメカニズムは分かっていないが、関連性を示す情報はない」としています。
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