スパコン「富岳」 2部門で7期連続の世界一に 生成AIの基盤技術開発に利用へ[2023/05/22 16:20]

 日本のスーパーコンピューター「富岳」が7期連続で2つの部門で世界一になりました。今月からは生成AI(人工知能)の核となる基盤技術の開発に利用されます。

 「富岳」は、スーパーコンピューターの性能を評価するランキングのうち、ビッグデータの処理性能とアプリケーションの実行性能の2つの部門で7期連続世界一に選ばれました。

 スーパーコンピューターのランキングは、半年に1度行われる専門家による国際会議で発表されます。

 「富岳」は今月からChatGPTのような生成AIの核となる「大規模言語モデル」という基盤技術を開発するために利用されます。

 ネット上にある日本語のデータなどを読み込ませてAIを学習させるためには、膨大な計算が必要となるため、「富岳」の高い計算能力を活用できる環境を整備するということです。

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