旧統一教会への「報告徴収・質問権」、文部科学省が6回目の行使 期限は6月12日[2023/05/24 17:10]

 文科省が旧統一教会に対して6回目の「報告徴収・質問権」を行使しました。回答期限は6月12日です。

 24日午前10時から開かれた宗教法人審議会で、文科省は旧統一教会に対して6回目の宗教法人法に基づいた「報告徴収・質問権」を行使するため、教団側に報告を求める内容について諮問しました。

 審議会は質問内容について了承し、文科省は午後3時40分ごろ、書留で通知内容を発出しました。

 今回は、これまでも質問してきた教団の組織運営や予算・決算・財産関連、献金の関係と、全国にある教会の管理・運営についての156の質問事項で、より詳細な報告を求めています。

 文科省は今後、教団側からの回答などを精査し、旧統一教会の解散命令を裁判所に請求するか判断します。

 担当する宗務課は、去年11月に最初の質問権が行使されてから半年が経過していることについて「期限ありきではなく、しっかりと証拠を積み上げることが重要だ」としています。

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