1
「女性だからどうせ辞める」「恋人はいる?」。就活生らへのアンケートで、企業の採用試験での「差別」の実態が明らかになりました。回答者の3割を超える人が「男女差別を感じた」と答えました。
連合は4月、企業の採用試験を受けた15歳から29歳の男女1000人を対象に就職差別の実態をアンケート調査しました。
その結果、全体の32.8%が「男女差別を感じたことがある」と回答しました。
差別を感じた内容については、男女で「採用職種」や「採用予定人数」が異なっていたという意見が上位を占めました。
また、面接で「女性だからどうせ辞める」など不適切な言葉を投げ掛けられたとの訴えもありました。
応募書類に「本籍地や出生地」の記載を求められた人が43.6%、「家族に関すること」が37.2%いましたが、連合は、こうした情報は「応募者の適性や能力に関係がない」としています。
また、「学歴フィルターを感じたことがあるか」との質問には40.4%が「ある」と回答しました。
近年、企業が応募者のSNSアカウントを調査する「裏アカ調査」が普及していますが、11.7%が実際に企業から「調査する通知を受けた」ことも分かりました。
働き方の評論家でもある千葉商科大学の常見陽平准教授は「日本企業の採用活動は人権に関する意識がまだまだ希薄であると言わざるを得ない。応募者の適性や能力と関係ない質問も根強く残っている」と指摘しています。
そのうえで「現在は空前の人手不足の時代。人権に無頓着な企業に採用氷河期は乗り越えられない」と強調しました。
広告