アルバイト経験のある高校生 3割近く受験・進学のため 貧困家庭支援のNPO調査[2023/06/02 15:29]

 貧困家庭を支援するNPO法人が高校生らを対象にした調査で、アルバイト経験のある人の3割近くが受験や進学のために働いていることが分かりました。

 NPO法人「キッズドア」は、学習支援などをする高校生ら351人を対象に、生活状況などについてアンケート調査を行いました。

 その結果、「アルバイトをしたことがある」と答えたのは、およそ4割にあたる137人でした。

 137人のうち85%がアルバイトで得た収入が「絶対に必要」と答えたということです。

 収入の使い道については、「受験や進学のための貯金」が26%、「授業料や修学旅行などの費用」が15%となりました。

 回答した高校生からは、「生きるために仕方ない」、「経済的に厳しい家庭でなければアルバイトしなかった」などの声が上がっているということです。

 NPO法人は、高校生向けの奨学給付金の拡充など、経済的支援が必要と訴えています。

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