政府が外国人材確保へ 「特定技能2号」の11分野拡大を閣議決定[2023/06/09 10:47]

 政府は、熟練した技能を持つ外国人の在留制度=「特定技能2号」の受け入れ対象を、現在の2分野から11分野に拡大することを閣議決定しました。

 即戦力となる外国人を受け入れるために創設された「特定技能制度」は、相当程度の知識や経験を持つ外国人が5年を上限に働ける「1号」と、熟練した技能を持つ外国人が上限なく在留期間を更新できる「2号」に分かれています。

 現在、「2号」の対象は建設と造船の2分野に限られていて、12分野ある「1号」で熟練した技能を身に着けた外国人の受け皿がないことが課題となっています。

 優れた人材を確保するため、政府は9日、「2号」に農業・漁業・宿泊・製造業・自動車整備・航空・ビルクリーニング・外食業・飲食料品製造業の9分野を追加して、11分野に拡大することを閣議決定しました。

 残り1つの介護の分野については、別の資格で長期就労が可能なため、除かれています。

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