エルニーニョ現象が発生秋まで続く見通し 気象庁[2023/06/09 16:25]

 9日午後、気象庁はエルニーニョ現象が発生しているとみられると発表しました。

 エルニーニョ現象は日本から遠く離れた南米ペルー沖の海面水温が平年より高くなることで、エルニーニョが発生すると夏の間、日本付近への太平洋高気圧の張り出しが弱くなる傾向があります。

 これは台風の進路などに影響するとみられ、ウェザーニューズによりますと、今シーズンは日本の南から東日本の太平洋側を中心に台風が近付きやすくなるという予測もあります。

 現在、日本の南にある台風3号も張り出しが弱い太平洋高気圧の縁に沿うように北上し、13日ごろに伊豆諸島付近へ近付く恐れがあります。

 気象庁は秋に掛けてエルニーニョ現象が続く可能性が高いと発表しました。

 今年の夏は台風の発生や進路などに一層、注意が必要です。

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