エムポックスワクチン予防で男性同士性的接触者に[2023/06/15 19:57]

 男性同士での性的接触がある人らに対し、これまで「サル痘」と呼ばれていた感染症「エムポックス」の発症予防のためにワクチンを接種する臨床研究を始めたと厚生労働省が発表しました。

 エムポックスは発疹や発熱などの症状が出るのが特徴で、国内では今月9日時点で175人の感染が確認されています。

 天然痘のワクチンが有効とされ、去年8月にエムポックスにも適用が拡大されました。

 これまで感染者の家族らが接種対象となってきましたが、厚労省は15日、男性同士の性的接触がある人らを対象に発症予防の目的で接種を始めることを明らかにしました。

 東京にある国立国際医療研究センターが中心となり、臨床研究として接種が始まっているということです。

こちらも読まれています