「マイナ保険証」実際に利用した患者の5割以上がメリット「特にない」 厚労省調査[2023/06/22 14:43]

 マイナンバーカードに保険証を一体化させた「マイナ保険証」を巡り、実際に利用した患者の5割以上がメリットは「特にない」と感じていることが分かりました。

 厚生労働省は5月、「マイナ保険証」について直近3カ月に医療機関で利用した1000人と非利用者1000人に対し調査を行いました。

 公表された結果によりますと、直近3カ月に「マイナ保険証」を利用した患者の56.5%が利用して実感したメリットは「特になし」と回答しました。

 「問診表に記載する内容が少なくなり、手間が減った」など少なくとも1つ以上のメリットを実感した割合は4割強にとどまったということです。

 利用したことのない人でメリットについて「特に知らない」と答えたのは57.7%でした。

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