群馬県昭和村で旧日本軍の「くしゃみ剤」が使われたとみられる化学砲弾が見つかりました。
環境省によりますと、19日、昭和村にある民有地で旧日本軍のものとみられる90ミリ迫撃砲弾1個が見つかりました。
砲弾は重さが約5キロ、長さ43センチで、くしゃみや喉の痛みなどを引き起こす「くしゃみ剤」と呼ばれる化学物質を充填(じゅうてん)した「あか弾」の可能性があるということです。
環境省は29日に砲弾を回収しました。
化学物質の漏洩(ろうえい)などはなく、安全上の問題はないということです。
環境省は発見場所の詳細を明らかにしていませんが、昭和村には、かつて旧日本軍の赤城演習場があり、村内では同じような砲弾がここ4年で4個見つかっています。
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