旧統一教会への7回目の「質問権」行使を了承 宗教法人審議会 期限は8月22日[2023/07/25 17:16]

 旧統一教会に対する7回目の「質問権」行使に向けて、宗教法人審議会は諮問された質問内容を了承しました。26日にも教団側へ送られます。

 25日午後1時から開かれた宗教法人審議会で、文部科学省は旧統一教会に対して7回目の宗教法人法に基づいた「報告徴収・質問権」を行使するため、教団側に報告を求める内容について諮問しました。

 審議会は、質問内容について全会一致で了承しました。

 26日にも教団側に質問書を送るということで、回答期限は8月22日です。

 今回は、これまでも質問してきた教団の組織運営や予算・決算・財産関連、献金の関係と、全国にある教会の管理・運営についての97の質問事項で、より詳細な報告を求めています。

 また、教団が東京都の多摩市内に土地を取得したことを巡り、市が進出に反対している問題について、文科省は今回の質問内容に含まれているかどうかは明らかにしませんでした。

 文科省は今後、教団側からの回答や解散命令を請求するための要件となる「組織性、継続性、悪質性」を示す証拠などを精査して裁判所に請求するか判断します。

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