警視庁が「メタバース」活用しサイバー防犯へ[2023/07/27 07:45]

 増加するサイバー犯罪に対抗するため、警視庁が「メタバース」空間にコンテンツを作ることを明らかにしました。今後、積極的に空間内の犯罪に対する知識を得たいとしています。

 池田克史警視庁副総監:「(今後の取り組みは)メタバース空間を活用した人材育成、及びサイバーセキュリティーの啓発です」

 警視庁は26日、インターネット上の仮想空間である「メタバース」内に警視庁独自のコンテンツを作ることを発表しました。

 空間内では、サイバー犯罪の手口などを動画で見ることができるということです。

 警視庁としてもメタバースを実際に活用することで空間内で起こり得る詐欺などの犯罪に対する知識を深めたいとしています。

 今後、9月中旬をめどに公開する予定です。

 また、警視庁は東京電機大学との間に、新たにサイバーセキュリティーの人材育成に関する協定を締結しました。

 民間企業に加え、大学との間でも勉強会を開くなどして新しい技術を学ぶ一方で、サイバー犯罪の手口などを積極的に共有し、今後の犯罪対策につなげていきたいとしています。

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