人体に有害な可能性のあるPFAS(有機フッ素化合物)について、環境省は7月31日、一部の住民を対象に実施している血液検査を全国規模に広げる方針を明らかにしました。
PFASは高濃度だと人体に有害な可能性があるとされています。
PFASを巡っては、環境省の調査で全国の河川や地下水で国の暫定目標値を超えて検出されたほか、アメリカ軍の基地から外部への流出も相次いでいます。
環境省は7月31日に今後の対応について方針を公表しました。
それによりますと、現在試験的に実施している住民の暴露状況を把握する血液検査を全国規模に拡大することを視野に入れるとしています。
こうした検査に加えて、継続的な情報収集や国内での研究推進も推し進めます。
この方針は7月25日の専門家会議で委員らの了承を受けて取りまとめられたもので、環境省は「PFASへの対応をさらに強化していきたい」としています。
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