2021年度の社会保障給付費138兆7000億円 過去最高を更新[2023/08/04 19:21]

 2021年度に医療や年金などの社会保障に使われた費用が138兆7000億円となり、過去最高を更新したことが分かりました。新型コロナのワクチンの関連費用が給付額を押し上げました。

 国立社会保障・人口問題研究所によりますと、2021年度の医療・年金・福祉などに充てられた社会保障給付費は138兆7433億円でした。

 前の年度から約6兆5000億円増え、1950年度の調査開始以来、最も高くなりました。

 新型コロナワクチンの購入や接種体制を確保するための費用が増加の最も大きな要因だということです。

 また、コロナ禍で政府が実施した高校生以下の子どもへの10万円の臨時給付金も社会保障費を押し上げました。

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