大災害に備えて自宅に食品を備蓄する「ローリングストック」を市民に広めようと、千葉県市川市と食品大手の日清食品が協定を締結しました。
大災害が発生した際、流通がまひしたり物資がなかなか届かなかったりする恐れがあることから、政府をはじめ各行政機関は日常的に数日分の食材を自宅に買い置きをするとともに、食べた分の補充を繰り返すローリングストックの普及啓発を進めています。
市川市は18日、大手食品会社の日清食品と普及啓発に関して協定を締結しました。
市川市が今後、防災イベントや広報誌などを通じてローリングストックを周知していくほか、日清食品は備蓄品として勧めているカップヌードルなどの食品を定期的に自宅に届けるサービスを市川市民には当面、2割引きで提供します。
市によりますと、自治体と食品会社が啓発面で提携するのは「全国でもかなり早い例だとみられる」ということです。
日清食品にとっても提携は初めてで、「当社の商品は栄養にも配慮していて、普段から親しみのある食品で災害に備えて頂きたい」と話しています。
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