社会

2023年8月22日 22:26

Jアラート全国試験を見合わせ “発射予告”影響で

2023年8月22日 22:26

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 北朝鮮の「人工衛星」の発射予告を受け、23日に全国で予定されていたJアラート(全国瞬時警報システム)の伝達試験の実施を見合わせることを内閣官房と総務省消防庁が決めました。試験の見合わせは6月、7月に続いて3回目です。

 国民を守るための情報を全国の自治体に伝えるJアラートのシステムが正常に作動するかどうか、内閣官房と総務省消防庁は定期的に試験をしています。

 消防庁国民保護室によりますと、この試験には全国すべての市町村や都道府県、合わせて1741の自治体が参加していて、次は8月23日に実施される予定でした。

 しかし、北朝鮮が24日以降に人工衛星を打ち上げると通報してきたことを受け、内閣官房と消防庁は試験の実施を見合わせることを決めました。

 消防庁国民保護室は「打ち上げという実際の事案への対応に万全を期すため」としています。

 この試験は6月にも予定されていましたが、今回と同じく北朝鮮の「発射予告」を受けて7月に延期となり、延期された7月の試験当日には北朝鮮が実際にミサイルを発射したために中止されています。

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