リアルとバーチャルの融合 史上初!武道館ライブしたバーチャルシンガー花譜とは?[2023/08/27 18:00]

花譜「私のはじまりの曲です。聞いてください『糸』」
この日、いままでの常識を覆すような
不可解なアーティストが日本を代表する大きな舞台でライブを開催しました。
親子ファン「感動しちゃって少し泣いちゃいました」
親子ファン「段々自分も作品の中に入ってきてしまうような感じがしてびっくりしましたね」

去年の夏、日本武道館に集まった多くの人々。
この日、武道館では前例にないアーティストがライブを行っていました。
ライブをしていたのはいったいどんなアーティストなのか
実際にライブを見たファンの人は、、、
ファン「とりあえず言えるのは全てがすごくて感想が全部飛んでしまった」

日本武道館といえば名だたるアーティストがライブを行ってきた聖地とも呼べる場所
過去には、宇多田ヒカルさん、松田聖子さん、ビートルズなどのトップアーティストが日本武道館でライブを行ってきました
そんな歴代のトップアーティストと同じ舞台に立ったアーティストとは、、、

花譜「改めまして、花譜です!不可解参“狂”、日本武道館!ついにこの日がやってきました。
みなさん、最後まで楽しんでいきましょう!よろしくお願いします!」
バーチャルシンガーの花譜
2018年14歳の頃から素顔を明かさず、3Dモデリングされたアバターを使って活動を行う、19才の“バーチャル”シンガー。
バーチャルシンガーとはどういう存在なのか
ファンの人に聞いてみると、、、
ファン「2年半前くらいに動画配信サイトの広告で知ってそこからずっと聞いてます」

普段は主に動画配信サイトやSNSで活動を始め、YouTubeでの動画総再生回数はなんと2億回以上!
また、去年発表されたForbesの「世界を変える30歳未満」のうちの一人に選ばれるなど。
国内外に熱狂的なファンを持ち、いま人気急上昇中のアーティストなんです!

そんな花譜さんの魅力とは、、、
ファン「花譜ちゃんの歌声を聴くたびに心が支えられて元気になります。それが魅力の一つだと思います」
親子ファン「(お父さんに)メッセージで曲をこれいい曲だよって送って、そしたらお父さんも曲とかいろいろハマって」
親子ファン「一緒に聞きたくなったんだよね」

幅広い年齢層から人気の花譜さん
バーチャルという存在が武道館の舞台に立つのをファンの人はどのように感じているのか?

ファン「時代としてもあっていると思いますし、いいと思う」
親子ファン「(お父さん)考えられないですね、私の若いころはこういうのはなかったと思うので。すごい『新しい時代』になっちゃったのかな、なんて思います」
まさに『新しい時代』を築き上げている花譜さん

この日行った日本武道館でのライブはなんとバーチャルシンガーでは初めてのライブ!
当日ライブを見に来た入場者数は、武道館・ネット配信を合わせて、なんと1万4千人以上!
多くの人がこのライブを観測しました
3月には自身3つめのアルバムを出すなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍!
そんな花譜さんに「サタデーステーション」は今回特別にインタビューをさせていただきました!

▼花譜さんインタビュー
Q:なぜバーチャルシンガーとして活動しているんですか?
花譜「もともと歌が好きで最初は歌い手さんにあこがれていて、それで歌を音楽アプリに投稿していました。
その当時身バレの安全性からバーチャルシンガーというかたちがあるんだけど、どうかなとプロデューサーさんに提案していただいて、それで私もこの世界のこと初めて知ってめちゃくちゃ興味を持ってやりたいとなって今にいたります」

歌が好きという思いから始まったバーチャルシンガーとしての活動
そこには、バーチャルだからこその可能性があると言います。

花譜「バーチャルだからなりたい自分になれるみたいなところがあると思っていて、たくさんの可能性にあふれた場所だなと思います」

バーチャルという空間を「なりたい自分になれる、可能性のあふれた場所」と表現した花譜さん
度々比較されるリアルとバーチャル
花譜さんはこの二つの空間をどのように感じているのでしょうか?

花譜「違いというか何かこう今現実と仮想の世界が混ざったところに花譜はいると思ってて、この前の武道館でのライブとかもそうだし、何かそこに来た人はここがリアル、生、
なんていうのかな、、、
リアルの場所だって思って来た人もいると思うし、ライブっていうのは何かこう非現実的な感覚を味わいに、バーチャルだと思ってきたんだなって人もいたと思うんですよね。だから何か混ざっている方が楽しいなと思います。」

リアルとバーチャルの融合
それを表現した日本武道館でのライブはどのように感じていたのでしょうか

Q:武道館でライブするって決まった時、どういう心境でしたか?
花譜「なんか言葉がつかめなくて、そのまま頭「ほわぁー」みたいな感じで何か実感がわかないまま
どんどん月日が流れていく間で、何かこうグラデーションのように認識していったみたいな感じでした」

Q:ライブを終えての率直な感想は?
花譜「いやー、すごいすごかったです。
自分の歌が日本武道館を響いていて、それを聞きに来てくれる人がこんなにいて、すごい嬉しかったです。最初から最後まで」

花譜「本当に日本を代表するようなアーティストの方々がこう。今まで築き上げてきた舞台だと思うので、
そこに立たせていただけたことが本当に光栄だったし、たくさんの人がやっぱライブの後、楽しかったとか良かったとか言ってくれたことが嬉しかったです」

武道館ライブでの喜びを語ってくれた花譜さん
しかし、ライブ当日心残りだったことがあったと言います。
花譜「めちゃくちゃ、当日にめちゃくちゃ会場の周りとか歩きたかったし、なんか終わった後とかもみんなどんなこと話してるのかなとか、めちゃくちゃ聞きたかった」

そんな花譜さんに私たちが取材したファンの声を届けると、、、

花譜「聞けて嬉しいし、普段その生の声でこう自分の歌とかについて何か言っていただくことすごい少ないのでめちゃくちゃうれしいです。」

花譜「聴いてくださる方々の温かい言葉だったり、応援してくださっていることだったりがあってなので、本当に何か私「ありがとう」ってよく言ってもらうんですけど、
いや、そんな好きと思ってくれて思ってくる感性を持っていてくれてありがとうという気持ちです。」

ファンへの想いを大切にしている花譜さん
ライブではいつも応援してくれている人たちに向けて特別な想いを込めた歌がありました。

花譜「それまでは結構自分のためというか、自分と向き合う、自分がやりたいようにずっと作ってきたんですけど、その『マイディア』は自分以外の人に伝えるってことに一番重きをおいて作った曲で」

花譜「やっぱり最後に自分の作詩、作曲した曲を初めて皆さんの前で披露できたのはすごい嬉しかったし、何かこう人に聴いてもらって、初めて完成したなって気持ちが湧きました。」
花譜「最終的に皆さんの前であんなに素敵な形で素敵なステージ映像で披露させていただくことできて、もう本当に感無量。」

武道館ライブで披露した新曲
自分の想いを自分の言葉で綴り伝えた歌はファンの元にもしっかりと届いていました。

ファン「本当はイラストレーターになってプロを目指したいなと考えていたんですけど、
ただのプロじゃなくて誰かに届くような絵を描きたいなと、そういうものを作っていきたいなと感じました」
ファン「同世代として自分も自分らしく頑張っていけたらいいなと思います」

「リアルとバーチャル」
大きな境界があるように感じる世界にもそこには確かなつながりがありました。
武道館での初ライブも無事大成功に終わった花譜さん。
もうすぐ20歳を迎えるということで最後に20歳に向けた今後の目標を聞いてみました。

Q:今後の目標は?
花譜「飛行機に乗りたいです」

Q:今まで乗ったことないんですか?
花譜「ないんですよ!」

Q:ちなみに飛行機に乗ってどこに行きたいですか?
花譜:「1個だけ?」

Q:いくつでも大丈夫ですよ
花譜「北海道、京都、沖縄、アメリカ、トルコ、スイス、フィンランド、オーストラリア…
止まらなくなるので、この辺ですみません笑」

Q:世界ライブみたいなのをやれたら完璧ですね
花譜「やれたら最高ですね」
花譜「色んな場所に行きたいです。その東京を今拠点としてライブをしたりしているので、色んなところにこれから行って皆さんに会えたらいいなと思います。」

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