文部科学省は、学校に行けない子どもに配慮して特別なカリキュラムを実施する学校の名称を「不登校特例校」から「学びの多様化学校」に変更すると発表しました。
全国の小中学校で不登校の児童生徒の数は9年連続で増加していて、2021年度には24万5000人で過去最多となっています。
そうした学校に行けない児童生徒に配慮して、学習指導要領にとらわれない特別なカリキュラムを実施する学校は全国に24校設置されていて、「不登校特例校」と呼ばれています。
文科省は31日、「不登校特例校」の新たな名称を「学びの多様化学校」にすることを決めました。
24校のうち15校の児童生徒、教職員から寄せられた86件の応募の中から選ばれました。
永岡文科大臣は「誰一人取り残されない学びの保証に向けて、子どもたち一人ひとりに応じた多様な支援を行う」としたうえで将来的には全国で300校の設置を目指すとしています。
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