東京都庁 中国「86」迷惑電話に自動音声で対応[2023/09/03 11:33]

 福島第一原発の処理水放出後に相次いでいる中国の国番号「86」で始まる迷惑電話について、東京都庁は中国語の自動音声に切り替える対応を始めました。

 福島第一原発の処理水の海洋放出が始まってから、放出とは全く関係のない福島県内の飲食店や国の機関、各自治体などに中国の国番号「86」から始まる迷惑電話が相次いでいます。

 東京都庁にも先月末までに3万件を超える迷惑電話が掛かってきていますが、東京都は中国語でまくしたてる電話が掛かってきた場合、平日は中国語の自動音声に切り替える対応を1日から始めました。

 内容は「処理水の放出は、国際基準及び国際慣行にのっとり安全性に万全を期したうえで実施されています」「中国の原子力発電所の中には、トリチウムの年間処分量が福島第一原発の約10倍になっているものもあります」などとなっています。

 1日夕方までに自動音声で198件対応したということです。

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