内閣改造を受けて拉致被害者家族会代表がコメント「速やかに解決に向け行動を」[2023/09/13 14:52]

 今回の内閣改造を受けて、拉致被害者家族会の横田拓也代表は「岸田首相がリーダーシップを発揮し、松野官房長官が各省庁を引き続き束ねて外交を牽引(けんいん)していただくことは、ありがたい」などとコメントしました。

 第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿が発表されたことを受けて、拉致被害者家族会の横田拓也代表がコメントを発表しました。

 松野官房長官が拉致担当大臣を留任したことについては、「拉致問題解決には日朝首脳同士で向き合うしかありません」「全省庁を束ね、官邸主導で戦略を練り、全拉致被害者救出をしなくてはなりません」「そのために、官房長官が拉致問題担当大臣を引き続き兼務されることは力強いと思います」「松野官房長官は真摯にこの問題に向き合っていただいていると思いますし、拉致被害者家族の声に耳を傾けて下さっていると思います」「北朝鮮から見れば、日本の政権が短期間で変わることの方が、交渉に真剣さがないと評価するでしょうから、岸田首相がリーダーシップを発揮し、松野官房長官が各省庁を引き続き束ねて外交を牽引していただくことは、ありがたい限りです」としました。

 そのうえで、岸田総理が5月の国民大集会で「日朝会談早期実現に向け、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と発言したことに対して、「どの程度まで水面下のハイレベル協議が行われているかは分かりませんが、拉致問題解決には『時間的制約』があることを再度、日朝両政府が意識し、速やかに解決に向けて行動してほしいと思います」と会談の早期実現を要望しました。

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