入院中に直接会いたくなくてもメタバース上で面会可能に 順天堂医院がアプリ開発[2023/09/15 23:34]

 仮想空間で面会ができるアプリを使えば直接、姿を見られたくないという入院中の患者とも会話などができるということです。

 東京・文京区の順天堂医院はインターネットの仮想空間「メタバース」上で入院患者と面会ができるアプリを開発しました。

 このアプリでは患者とその家族らがアバターの姿になり、リゾートビーチ風の会場で話ができるほか、鬼ごっこなどをして遊ぶこともできるということです。

 入院中に痩せたり髪の毛が薄くなったりして容姿が変化した自分を見られたくないという人にも面会を楽しんでほしいと、先月から小児科の患者を対象に運用が始まりました。

 順天堂医院 山路健副院長:「入院される方々の環境や病気の状態は様々ですから、色んな形の面会があっていいと思います。つらい入院生活のなかでも病気に立ち向かう力が湧いてくれば」

 また、順天堂医院では院内を再現したメタバース空間も公開していて、病院側は「事前に院内を見て回ることで入院前の不安を少しでも和らげてほしい」と話しています。

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