新型コロナ 10月以降の治療薬の患者負担は9000円が上限 厚労省[2023/09/15 20:16]

 厚生労働省は10月以降の新型コロナ治療薬の患者の負担割合について、9000円を上限とすることを公表しました。

 新型コロナの治療薬は現在、全額公費負担になっていて、患者に自己負担はありません。

 厚生労働省は10月以降の対応について、一部を患者の負担とするものの、医療費の負担能力に応じた上限を設けることとする方針を決めました。

 最も高い3割負担の人の場合で上限を9000円、低所得者など2割負担の人は6000円、1割負担の人は3000円とするとしています。

 例えば、重症化予防効果のある最も高価な飲み薬「ラゲブリオ」の薬価は約9万円で、通常の3割負担だと2万7000円になりますが、患者の自己負担は上限額の9000円にとどまります。
 
 また、来年4月には通常の医療提供体制に戻すため、幅広い医療機関で新型コロナの受診や入院ができるよう、段階的に移行する計画を示しました。

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