予報士のつぶやき「1年の半分が半袖」[2023/09/22 12:50]
今年の夏はとにかく暑かったですよね。
飛びぬけて暑い期間があったというよりは
長い期間、厳しい暑さが続きました。
天気予報では最高気温25℃以上が半袖をお勧めする1つの目安なんですが、
今年は半袖の活躍期間がまだまだ続きそうです。
東京を例にとって月ごとの最高気温の平均を見てみると以下になります。
<東京の最高気温の平均>
今年 平年差
1月 10.2℃ +0.4℃
2月 12.1℃ +1.2℃
3月 17.9℃ +3.7℃
4月 21.7℃ +2.3℃
5月 24.0℃ +0.4℃
6月 27.6℃ +1.5℃
7月 33.9℃ +4.0℃
8月 34.3℃ +3.0℃
9月 32.2℃ +3.8℃(9/21までのデータ)
平年を大きく上回り始めたのは7月からで、3℃から4℃も高くなっています。
この傾向は10月になっても一気に変わることはなく、
21日に発表された最新の1カ月予報を見ても平年より大幅に高くなる可能性を感じます。
東京は10月の最高気温の平年が「22.0℃」
今の流れで行けば平年より3℃ほどは高くなるので
今年の10月の最高気温は平均で「25℃レベル」となるかもしれません。
そうなると冒頭に書いたように半袖日和の25℃以上が10月もまだまだ多くなりそう。
5月から半袖を着始めて10月までとなると1年の半分は半袖です。
半袖を着る期間が長くなることで今年の暑さ、さらには温暖化を実感します。
テレビ朝日気象デスク 太谷智一