マイナ保険証の受診で誤表示が5695件 7割は事務処理のミス 厚生労働省[2023/09/29 18:55]

 「マイナ保険証」を使い、医療機関を受診した際に医療費の負担割合が誤って表示された事例が5695件に上っていたことが分かりました。

 武見敬三厚労大臣:「被保険者証の一部負担の割合が相違するといった事例が確認されたことは大変に遺憾だと思ってます」

 厚生労働省は年齢や所得に応じて医療費の負担割合が1割から3割と異なる70歳以上の患者がマイナ保険証を使った時に窓口での負担割合が誤って表示されるケースが相次いだため、調査を行っていました。

 その結果、5695件の誤表示が確認されたということです。

 このうち約7割は事務処理のミスが原因でした。

 厚生労働省は今回の調査結果を受けて事務処理マニュアルの改訂やシステムを改修するなど、再発防止に向けて対応するとしています。

 また、9月中には患者が医療費の負担割合などを相談できる窓口を整備するということです。

こちらも読まれています