きょう6日の関東は、カラッとした秋晴れになりました。気持ちの良い青空に、心が洗われた方もいらっしゃるかもしれません。
晴れた日には青空が広がりますが、そもそもどうして空は青いのでしょうか? その答えは太陽光にあります。
太陽光のうち、私たちの目に見える光を可視光(かしこう)といいます。可視光は、波長の短いものから順に紫、青、緑、黄、橙、赤と複数の色の光が混ざっていて、波長よりも小さなものにぶつかると、波長の短い光ほど強く散らばる性質があります。
大気中には可視光の波長よりも小さい空気分子やチリが存在していて、これらにぶつかった可視光のうち、波長の短い紫や青の光ほど空で強く散らばっています。ただ、最も波長の短い紫の光は、空の高いところで散らばりきってしまい、地上にいる私たちの目には届きません。紫の次に波長の短い青の光が空いっぱいに散らばるため、昼間の空は青く見えているのです。
空の青さも“光の魔法”の一つです。晴れた日にはぜひ空を見上げて、空の青さを味わってみてください。
テレビ朝日気象デスク 津田紗矢佳
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