台風7号を政府が「激甚災害に」指定 8月中旬に和歌山に上陸 鳥取では大雨特別警報[2023/10/06 14:25]

 政府は京都、兵庫、鳥取の3府県を中心に大きな被害が出た8月の台風7号を「激甚災害」に指定することを閣議決定しました。

 台風7号は8月15日、和歌山県の潮岬付近に上陸し、暴風や記録的な大雨で近畿や中国地方に大きな被害が出ました。

 政府のまとめによりますと、近畿の6府県では合わせて534棟の住宅に浸水などの被害があり、鳥取市には大雨特別警報が発表されました。

 政府は6日の閣議で、台風7号を「激甚災害」に指定しました。

 台風7号で被災したすべての市町村で今後、農業施設や林道の復旧に関して国の補助率が引き上げられるなどします。

 また、鳥取県三朝町は「局地激甚災害」に指定され、公共土木施設などの復旧についても国の補助が手厚くなります。

 松村祥史防災担当大臣は6日の会見で「財政面や資金面に不安なく、災害復旧に取り組んでいただきたい」と述べました。

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