鹿児島訪問の両陛下　国体関係者と懇談　「提灯奉迎」もご覧に[2023/10/07 23:44]

　鹿児島県を訪問している天皇皇后両陛下は、国体の関係者と懇談されました。

　鹿児島県で開幕した国体の開会式に出席した天皇皇后両陛下は7日夜、宿泊先のホテルで国体の出場選手や功労のあった関係者ら合わせて7人と懇談されました。

　「なぎなた」に取り組み、競技者や指導者の育成になどに尽力した中村ゆり子さん（76）に天皇陛下は、「いつから『なぎなた』をなさっているのですか」と質問されました。

　中村さんが「上皇ご夫妻が結婚された時からです」と64年前であることを伝えると、天皇陛下は「それはすごく長いですね」と応じられたということです。

　懇談の後、両陛下はホテルの部屋から市民らが提灯（ちょうちん）を掲げて訪問を歓迎する「提灯奉迎」をご覧になりました。

　市民らが提灯を左右に揺らすと両陛下も手にした提灯の動きを合わせるなど、歓迎に応えられていたということです。