北海道 激しい寒暖差で“深まる秋” 色づく紅葉に冠雪〜名物露天風呂に“異変”[2023/10/10 17:55]

■色鮮やかな紅葉に 雪の“共演”

 激しい寒暖差で深まる秋。北海道の上富良野町では遅れていた紅葉がようやく見頃を迎えています。冠雪した山々、そして、鮮やかに色付き始めた木々。標高1280メートルにある十勝岳温泉の宿には3連休に多くの観光客が訪れていました。

 映像作家 川村伸司さん:「登山客もだが、一般の紅葉見物の人がとても多い印象。遅れていながらも紅葉はゆっくり進んでいて、きょうから今週いっぱい目が離せない状態」

■「雲海」も出現 変化する山の表情

 番組の取材班は10日、その現場へ。最低気温6℃と、ようやく平年並みに冷え込んできたなか、目の前には絵画のように色鮮やかな紅葉が広がっています。今年は猛暑の影響で10日ほど遅れて色付いたといいます。

 札幌から来た親子:「もう感動。感動の一言」「(Q.初めて来た?)毎年この季節に来ている」「すごくきれい。毎年違うよね」「雪と紅葉のコントラストが良い」

 帯広から来た人(70代):「一番手軽に撮れるところ。ちょっとごめんね」

 紅葉に雲が掛かり始め、より神秘的な光景に。つい先ほどまで「冠雪した山々」と「紅葉」のコラボだったのが、30分後には「雲」と「紅葉」の絶景に。刻一刻と変わる山の表情。その瞬間を捉えるのも醍醐味(だいごみ)の一つです。

 札幌から来た人:「これは初めて見た。山に雪があって、紅葉があって雲がある。これはこれで良い」

■「ぬるい」名物露天風呂に“異変”

 紅葉を楽しんだ後には「天空の露天風呂」と呼ばれる温泉を満喫することもできます。今年の冬に取材した際には、宿泊客の9割が外国人客でした。ところが今年は名物の露天風呂に異変が…。

 東京から来た人(80代):「これは、ぬるい」

 実は記録的な暑さによるゲリラ雷雨の落雷で電気系統が故障し、温度の調整がままなりません。来週をめどに復旧する予定だといいます。内風呂は温泉が冷めにくいので今でも快適です。

 東京から来た人(80代):「良い景色が見られたから満足」

 これからの時期は、さらなる絶景が見られるチャンスも。「紅葉」と「雪」のコラボです。

 映像作家 川村伸司さん:「紅葉の時期に雪が降って『数年に一度』と思っていたけど、そのチャンスは今年もありそうな気配がしている。絶景、ミラクルは人の予想を超えてくるので、何があるか分からない。チャンスはあるので楽しみにしている」

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