ろうと雲・雷雨も…不安定な天気 東京は11月並みの寒さに[2023/10/15 17:50]

 15日は東京で朝から冷たい雨が降り、11月並みの寒さとなりました。各地で不安定な天気となり、竜巻の元となる「漏斗雲」や激しい雷雨が発生しました。

■ろうと雲・雷雨も…不安定な天気

 激しい雨が降る海岸線。愛媛県では竜巻の元となる漏斗雲が発生。気象庁は当時、竜巻注意情報を発表して注意を呼び掛けていました。北陸・福井県では、昼前にひょうやあられが降りました。

 15日、西日本や日本海沿岸は寒気の影響で雨雲が発達して広い範囲で不安定な天気に。

 関東では千葉県の南部で住宅地を流れる川が増水。川につながる側溝は雨水が勢いよく流れていきます。南房総市と館山市では、大雨・洪水警報が出されていました。道路脇の排水溝からは水があふれ、冠水する被害も。

 道の駅では観光に打撃が。

 南房総の直売所 土のめぐみ館 伊勢田誠店長:「木もだいぶ揺れていて、風も吹いてきて危ないかなと」

 雨がやんでも強い風が吹き荒れます。店内には今が旬の特産物「極早生みかん」がずらりと並んでいます。秋に収獲される温州みかんです。ただ、この悪天候で客足が激減しています。

 南房総の直売所 土のめぐみ館 伊勢田誠店長:「いつもの日曜日の半分以下。3割くらいのお客様しか来ていない。旧三芳村はミカンの産地。温州みかんが出始めて店内に色々と並ぶようになったが、生産者もこの雨で収穫できなくて、生産物も少なく厳しい」

■東京は11月並みの寒さに

 東京の下町では冷たい雨のなかで秋祭りが行われました。山形の郷土料理「芋煮」が振る舞われています。

 東京の最低気温は14℃。正午になっても14.7℃と、11月中旬並みの寒さです。出店の定番、ソース焼きそばや牛肉も入った「芋煮」が大人気。温い料理が冷えた体に染み渡ります。

 16日の東京は一転、気温が大幅に上がり、再び半袖日和になりそうです。

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