「木を切るな」と落書き 神宮外苑再開発に反対か 事業者の敷地に3カ所[2023/10/17 21:10]

 東京・港区の伊藤忠商事の敷地内で17日、明治神宮外苑の再開発に反対したとみられる落書きがされているのが見つかりました。

 伊藤忠商事によりますと、朝、敷地内のモニュメントや壁3カ所に「木を切るな」「GREEN WASHING」などと落書きがされているのを警備員が見つけました。

 伊藤忠商事は神宮外苑再開発を行う事業者の一つで、再開発に伴う樹木の伐採に反対した落書きとみられます。

 神宮外苑の再開発を巡っては、事業者側が年明けにも東京都の審議会に報告を行い、樹木の移植と伐採を開始する予定です。

 この落書きに対し、神宮外苑の再開発認可の取り消しを求めた裁判で原告団長を務めるロッシェル・カップさんは夜にSNSを更新し、「このような反感を呼ぶだけの暴力的な行為を絶対に許すことができません」とコメントしています。

 伊藤忠商事は17日のうちに落書きを消したうえで警視庁に被害届を提出しています。

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