介護報酬の引き上げ求める署名に62万超 人材流出や介護難民の増加に懸念[2023/10/18 20:35]

 介護報酬の改定に向け、介護従事者の労働組合が報酬の引き上げなどを求めて厚生労働省に署名を提出しました。

 介護事業者の収入となる介護報酬の改定は3年ごとに行われます。

 来年度の改定に向け、介護報酬の引き上げなどを求めた署名は62万人分を超えました。

 国に署名を提出した介護従事者の労働組合は他の業種と比較して賃上げが難しい状況で、報酬の引き上げがないと人材の流出や必要な人が介護を受けられない状況につながるとしています。

 現在、全職業の有効求人倍率1.35倍に対し、介護業界は3.87倍と人材不足の状態が続いているということです。

 また、介護報酬の加算制度について複雑で分かりにくく、業種間の賃金格差にもつながっているとして簡素化を求めています。

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