9月の有効求人倍率は1.29倍 3カ月連続で同じ水準 物価高に加え人手不足も 厚労省[2023/10/31 08:30]

 9月の有効求人倍率は7月、8月と同じ1.29倍でした。飲食業などの求人数が伸びる一方、物価高騰の影響で建設業や製造業は減っています。

 厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりの求人数を示す9月の有効求人倍率は7月、8月と同じ1.29倍でした。

 宿泊業や飲食サービス業はコロナ禍で減っていた観光客が増加したことで求人数が伸びています。

 一方、建設業や製造業は物価高の影響で原材料費や光熱費の高騰が続いていることから求人が出せない状況が続いています。

 厚労省の担当者は多くの産業で人手不足の声が上がっているとしたうえで、「コロナ禍からの回復基調にあるが、物価高騰の影響は大きく引き続き注視していく」としています。

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