地震活動が活発になり津波の発生が相次いだ伊豆諸島の鳥島近海で、海面に漂っていた火山に由来する軽石を気象庁が回収したことが分かりました。
気象庁によりますと、10月31日までに海洋気象観測船の「啓風丸」が鳥島から南西におよそ100キロ離れた海上で、漂っていた無数の軽石を回収しました。
小さいものでは砂の粒ほどの大きさで、一番大きいものでは直径が12センチほどありました。
付近では10月から地震活動が活発になっていて、津波が相次いで発生した後に軽石とみられるものが漂っていることを海上保安庁が報告していました。
気象庁は津波が発生した原因は「よく分からない」としているため、東京大学などの研究機関の分析を通じて、今回回収した軽石と津波などとの関係を調べたい考えです。
画像:気象庁の発表から
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