“フリーランス”カメラマン 通勤中の事故に「労災」認定[2023/11/15 18:55]

 「フリーランス」の男性カメラマンが通勤中に交通事故でけがをしたことについて、品川労働基準監督署が労災と認定したことが分かりました。

 フリーランスのカメラマン:「ずいぶん時間がかかりましたが、10月に労災支給決定が下り、安心しました。フリーランス全体の労働環境を良くしていくことにつながると信じています」

 フリーランスの男性は去年7月、通勤中の交通事故で足の指を折るなどのけがをしました。

 男性は出版関連の労働組合と会見を開き、このけがについて今年10月12日付で労災と認定され、休業補償の支給が決定したことを明らかにしました。

 現在、フリーランスは原則として法律上の「労働者」とは扱われず、労災保険に加入できません。

 男性は都内にある広告写真を撮影する会社と業務委託契約を結んでいました。

 会社がシフト表を作り、アプリなどによってスケジュールを管理されているため、事実上の雇用だと主張していました。

 フリーランスでけがによる労災が認定されたのは9月に労災認定を受けたアマゾンの配達員に続いて2人目とみられています。

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