予報士のつぶやき 荒天 晩秋ならではの注意点[2023/11/16 10:57]
■17（金）は広く荒天
16（木）夜から17（金）は列島を前線が通過し
広範囲で警報級の大雨や暴風となる見込みです。
あす17（金）の通勤通学の時間帯は
東海中心に激しく雨が降り、
関東も17（金）の昼前後は
横殴りの雨となる可能性があります。
■晩秋ならではの注意点
11月後半からは道路の冠水に
より一層注意が必要な時期とも言えます。
1つ目は雪の影響です。
北海道は現在、多くの地点で
平年を大幅に上回る積雪となっていて、
雨によって雪解けが進むと
降った雨以上に道路が冠水しやすくなります。
まだこの時期は春まで残る根雪にしては
少し早く、降った雪は解けやすい傾向です。
■落ち葉も厄介者に
そして2つ目は落ち葉の影響です。
本州で見頃を迎えている紅葉ですが
山沿い中心に落葉が進んでいるエリアもあります。
地面がイチョウやモミジで
黄色や赤色の絨毯となる景色は
風情があるものの、雨が降る時は注意です。
この落ち葉が排水溝を覆うことで
雨水を流れにくくさせ、
大規模な道路の冠水に繋がる恐れもあります。
16（木）日中の天気の崩れがないうちに
できるだけ周りの雪や落ち葉を片づけ
荒天に備えましょう！
テレビ朝日気象デスク 久能木百香
