社会

2023年11月27日 22:44

「第一三共」国産コロナワクチン初めて接種で使用へ 12月以降に開始予定 厚労省

2023年11月27日 22:44

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 厚生労働省は大手製薬会社「第一三共」が承認申請していたコロナワクチンについて、国内で製造販売することを了承しました。国内企業が開発したワクチンが初めて使われる見通しです。

 27日、厚労省の専門家部会が国内での製造販売を了承したのは、「第一三共」が開発したオミクロン株の亜系統「XBB」に対応した新型コロナワクチンです。

 今月、武見厚労大臣は140万回分を購入することで会社と合意したと発表しています。

 正式承認を経て来月上旬にも自治体に配送され、国産のコロナワクチンとして初めて接種で使われる見通しです。

 また、明治グループの製薬会社が承認申請していた次世代のメッセンジャーRNAワクチンについても、国内での製造販売を了承しました。

 アメリカの製薬企業が開発したもので、「Meiji Seika ファルマ」が日本での製造や販売を担います。

 従来株対応のため接種は行われませんが、今後、変異株にも対応したワクチンの早期実用化を目指すとしています。

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