日大が文科省に改善計画を提出 アメフト部の薬物問題をめぐり[2023/11/30 14:40]

 アメリカンフットボール部での薬物事件を巡り、日本大学が改善計画をまとめ文部科学省に提出しました。

 日大アメフト部の薬物問題への対応を巡っては、第三者委員会が10月、調査報告書でガバナンスの機能不全や大麻と疑われる植物片を12日間保管した対応の責任などを指摘しました。

 これを受けて日大は、「第三者委員会答申検討会議」を設置し、再発防止策や管理運営体制の再構築を含む改善計画の策定に向け検討が進められてきました。

 文科省への提出期限は11月中でしたが、30日の午後1時ごろ、日大は『「学校法人の管理運営に関する適切な対応および報告(指導)に対する」本法人の今後の対応および方針』を文科省に提出したとホームページで発表しました。

 関係者の責任の所在の明確化なども盛り込まれていて、近く公表するとしています。

 日大では29日の臨時理事会で酒井健夫学長は年度内、澤田康広副学長は年内での辞任決まり、林真理子理事長は6カ月の50%減給の処分となりました。

 アメフト部については廃部の方針が示されていますが、部員らが廃部方針の撤回を求める180人分の署名を添えた要望書を提出したということです。

 今後、学内の手続きを経て正式に決定した際には、部員や保護者に対して説明会を開くとしています。

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