福岡・妻子殺害事件で元警察官の死刑判決確定へ 最高裁が上告棄却[2023/12/08 16:35]

 福岡県小郡市の住宅で妻と2人の子どもを殺害した罪に問われ、死刑判決を言い渡された元警察官について、最高裁が上告を退けました。これで死刑判決が確定することになります。

 福岡県警の巡査部長だった中田充被告(45)は2017年6月、自宅で妻の由紀子さん(当時38)と長男の涼介君(当時9)、長女の実優ちゃん(当時6)の3人の首を絞めて殺害した罪に問われています。

 1審の福岡地裁は「確定的で強固な殺意による犯行で生命を軽視する態度は甚だしいと言わざるを得ない」として死刑判決を言い渡し、2審の福岡高裁もこれを支持しました。

 中田被告は無罪を主張して上告していましたが、最高裁は今月8日に「自身の罪と向き合う姿勢を示さず、反省悔悟(かいご)の情をうかがうことはできない」「死刑はやむを得ない」などと指摘し、上告を退ける判決を言い渡しました。

 これで中田被告の死刑判決が確定することになります。

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