「緊急事態です!」東京23区で粗大ゴミ控えるよう声明 火災が原因で施設一部使えず[2023/12/21 23:27]

 東京23区で出たごみの処理施設などを運営する組合が11月に起きた施設の火災で処理ができなくなっているとして粗大ごみの廃棄をなるべく控えるよう呼び掛けました。

 「東京二十三区清掃一部事務組合」は21日、「緊急事態です!粗大ごみがあふれています」と声明を出しました。

 組合によりますと、11月に23区の粗大ごみを粉砕処理する江東区の施設で火災が発生したため施設が利用できなくなりました。

 リチウムイオン電池を粉砕したことで出火したとみられています。

 現在は不燃ごみの処理施設を停止して、粗大ごみの処理をしているということです。

 組合は不燃ごみの処理施設で火災や故障が起きて使えなくなった場合、5日程度でごみをためる施設が満杯になり、粗大ごみも不燃ごみも受け入れができなくなると窮状を訴えています。

 そのうえで住民に対し、「粗大ごみの廃棄はなるべく控えて下さい。リチウムイオン電池などの製品の適切な分別にご協力をお願いします」と呼び掛けています。

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