【物流の2024年問題】トラックの高速道路での最高速度 90キロに引き上げへ 警察庁[2023/12/22 12:10]
警察庁の有識者検討会は、高速道路でのトラックの最高速度を現行の時速80キロから90キロに引き上げる提言をまとめました。警察庁は運転手の残業規制が始まる来年4月を目標に法改正を進めていく方針です。
来年4月からトラック運転手の残業時間の規制が始まるため、物流の停滞が懸念されています。
この問題は「物流の2024年問題」と呼ばれ、政府はトラック中心の輸送手段を船舶や鉄道に切り替えることや荷物の再配達を減らす「置き配」を促進しています。
警察庁の有識者検討会は「物流の効率化」の観点から、高速道路のトラックの最高速度の引き上げについて議論を進めてきました。
その結果、総重量が8トン以上のトラックは現行の時速80キロから90キロに引き上げることで提言がまとまりました。
大型トレーラーは安全性が保証出来ないとして最高速度の引き上げは見送られました。
警察庁は提言を受け、運転手の残業規制が始まる来年4月を目標に法改正を進めていく方針です。