【独自】大阪・関西万博パビリオン「タイプX」 十数億円の資材キャンセル料[2023/12/25 12:08]

 万博協会はプレハブのパビリオン「タイプX」について、24棟分の資材を発注しましたが、採用する国は最大でも3カ国にとどまり、キャンセルで十数億円がかかることが分かりました。

 大阪・関西万博では、参加国が独自にデザインする「タイプA」のパビリオンがおよそ50棟、計画されています。

 しかし資材の高騰や、予算不足などから建設が進まず、経済産業省は代替案として、建設期間が短くて済む箱形のプレハブ、「タイプX」を提案しました。

 関係者によりますと、協会は24棟の「タイプX」の資材を先行発注しましたが、選択するのは現状、ブラジルなど最大でも3カ国にとどまるということです。

 協会は、各国が共同利用できるパビリオンなどとして、他に6棟のXを計画していますが、発注した半分以上はキャンセルせざるを得ず、その額は十数億円に上る見通しということです。

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