大麻成分に似た“HHCP”含む6物質を指定薬物として新たに「包括指定」へ 厚労省[2023/12/26 16:55]

 大麻の有害物質に似せた成分が入った、いわゆる「大麻グミ」によって健康被害が出ている問題で、厚生労働省は新たに「HHCP」など6つの合成化合物を指定薬物として規制の対象にすることを決めました。

 新たに包括指定されるのは大麻の有害成分に似せて作られたHHCPなど6つの成分です。

 今月2日からすでに対象となっているHHCHなどに化学構造が類似していることから規制に加わえることになりました。

 26日に開かれた部会で決まり、施行は来年1月6日からです。

 流通や所持、使用が禁止され、違反した場合は3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が課されます。

 大麻に似た成分が入ったグミやクッキーなどを食べて体調不良を起こす人が相次いだことを受け、厚労省は個別に規制をしてきました。

 しかし、対象になっていない類似成分を含む商品が次々に出回り、いたちごっこが続いたため、まとめて規制する「包括指定」に踏み切りました。

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