石川・輪島市 火災で約4000平方メートル焼失 支援物資が課題[2024/01/02 17:35]

 石川県輪島市では地震直後に大規模な火災が発生しました。

 (古川昌希記者報告)
 1000年以上の歴史を持つ輪島の朝市。そのメインストリートとなる朝市通りです。

 お土産を扱う4階建ての大きな施設ですが、4階部分にまで火が及んだことが分かります。

 この施設の向かい側は輪島塗り・漆塗りの食器を扱う2店舗が並んでいましたが、今は見る影もなくなってしまいました。

 消防は一時は大部分の消火活動が終了したことを表す鎮圧を宣言していましたが、まだ燃え残っている部分があるということで、10分ほど前から消火活動を再開しています。

 こういった範囲が非常に広範囲にわたって広がっていて、この辺りだけでおよそ4000平方メートルが焼失したということです。

 2日午後、輪島市役所防災担当による記者会見が開かれました。それによりますと、輪島市だけで亡くなった人は19人。市役所は現在避難所状態だということですが、備蓄していた食料や水はほぼすべて提供し尽くしたということです。

 避難した人によりますと、1日に支給されたのはボトル1本の水とパン1つだけだったということです。

 また水や電気も滞っています。トイレは今、非常に深刻な問題となっているということです。

 地震発生から24時間が経過し、こういった支援物資をいかにスムーズに提供するかが課題となってきています。

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